あとがき

☆十一月三日は文化の日です。ご年配の方々には明治節というなつかしい名が思い出されることでしょう。意味も分らぬままに、歌をうたい、勅語を聞き、とにかく勉強をしないで、紅白まんじゅうが貰えた昔のこと。
☆菊の花の最盛期の秋です。山形の「もってのほか」という食用菊の他、菊は花も葉も料理されて喜ばれています。
☆隠君子・翁草・花の弟・契草等の別称があり、隠君子などは、菊の気品を感じますし、花の弟、というのは、いろいろな花に遅れて咲くということでしょうか、中国では菊は大変尊い花で、高い志を象徴しているそうです。
☆菊の香や奈良には古き仏達 芭蕉
日当りてうす紫の菊筵 久女
わがいのち菊にむかひてしづかなる 秋桜子
☆菊は吉事に使はれていましたが最近は仏事に多く使われています。しかし菊見酒、菊枕残菊と季語の美しさに魅力を感じるのです。
☆晩秋の落葉を踏んで歩くのもうれしいことのひとつです。
☆ばさりと大きな朴の葉の、やわらかな枯色うらがえると銀いぷしで、何と捉えて詠もうかと、足をとどめてしまいます。
☆年の花全国大会、十月十五日無事終了いたしました。皆様のご協力を感謝いたします。
小島千架子

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年の花清規
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(年の花編集担当)山崎ひさを・椎橋清翠・小内春邑子・小島千架子・宇都木水晶花・平澤幸子

 

 

 

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